食品ロス削減に関すること

更新日:2025年04月01日

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~みんなで減らそう食品ロス!~

食品ロスとは

「食品ロス」とは、まだ食べられるのに捨てられてしまう食品のことです。

日本では、「食品ロス」は472万トンに上ります。これは、世界中で飢餓に苦しむ人々に向けた世界の食料支援量(2023年で年間370万トン)のおよそ1.3倍に当たります。また、食品ロスを国民1人あたりに換算すると、『おにぎり1個分(約103グラム)』の食べ物が毎日捨てられていることになります。「もったいない」と思いませんか?

出典:食品廃棄物等の排出量(令和4年度推計値)[農林水産省]

~家庭での食品ロスの原因~

1.  食べ残し

作りすぎなどで食べ残された料理

2.  食材の過剰な切り落とし

皮を厚くむきすぎたり、取り除きすぎた部分

3.  食材の直接廃棄

冷蔵庫に入れたままにしたり、調理されずに食卓に上がらなかった食品

出典:食べ物の「ムダ」をなくそう(2)[農林水産省]

~家庭でできる食品ロス削減行動~

食品ロスの約半分(236万トン)は家庭からです。皆さんの日常生活の中で、こんなことはありませんか?

・安いから買ったけど、使いきれなくて捨ててしまった。

・家族が外出する予定を知らなくて、料理が余ってしまった。

・たくさん作ったけど、食べきれず捨ててしまった。

このような食品ロスの積み上げにより、1世帯あたり毎年6万円相当の食品を捨てている計算になります。

また、大量の食品ロスが発生することにより、ごみ処理に多額のコストがかかってしまいます。さらに、可燃ごみとして燃やすことで、CO2排出量の増加や、焼却後の灰の埋め立てなどにより、環境への悪影響を及ぼすことも考えられます。

食品ロスを削減することは、資源の有効活用や環境負荷の低減につながります。

食品ロスを減らして、環境とお財布にやさしい生活を送りませんか?

1. 食材の見える化を図る

食品ロスになる最大の原因は、保存している食料品の把握ができていないことにあります。次に掲げる方法で、食材の見える化を図ってみましょう。

・冷蔵庫の整理整頓日を設定する

・食品をカテゴリ分けする

・期限の近いものは目立つところや棚の手前に置いておく

2. 食品の期限表示を確認する

食品の期限表示は2種類あります。正しく覚えて期限内に使い切るようにしましょう。

○消費期限・・・期限を過ぎたら食べない方がいい期限(食べても安全な期限)

○賞味期限・・・おいしく食べられる期限(期限を過ぎても直ちに食べられなくなるわけではない

※注意・・・上記の説明は、いずれも未開封の状態で、食品に記載されているとおりに適切に保存した場合の期限です。一度開封したもの、保存方法が不適切だったものについては当てはまりません。

3. お買い物リストを作って買いすぎを防ぐ

食品ロスの大きな要因が、買いすぎです。お買い物に行く前に、必要なものだけを買うようにするためのリストを作成してみましょう。

・お買い物に行く前に、家にある食材をチェックする

・使い切れる分だけ購入する

・冷蔵庫内の写真を撮っておくとさらに効果的!

4. 調理方法や保存方法を正しく守って食材の廃棄を防ぐ

食品や調理済みの料理ごとに、適切な保存を行わないと、食品は傷んでしまいます。

正しい保存方法を確認してみましょう。

・購入した食材は、すぐに調理したり、使わない分は冷凍保存するなど、使い切るまで状態よく保存する

・野菜の皮や茎など、食べられるところまで切って捨てる「過剰除去」をしない

・食材ごとに適切な形で保存する

・保存方法は書籍やインターネットなどを参考にする

出典:家庭での消費ロスを減らそう[消費者庁]

10月は食品ロス削減月間、10月30日は食品ロス削減の日です

「食品ロスの削減の推進に関する法律」(略称 食品ロス削減推進法)第9条において、10月は「食品ロス削減月間」、10月30日は「食品ロス削減の日」と定められています。

秋の味覚が食卓を彩り、食べ物がおいしくなる季節、ついつい作りすぎてしまいがちになります。いま一度、買い物時は「必要な分だけ買う」、料理の際は「食べきれる量を作る」、食事の際は「おいしく食べきる」という、食品ロスをなくす基本に立ち返って、みんなで食品を無駄なく使っておいしく食べきろう!

リメイクや食材を使い切るレシピを参考にしてみましょう

リメイクレシピとは、残った料理をアレンジして別の料理に変身させるレシピのことです。

料理レシピサイトクックパッド「消費者庁のキッチン」では、残ったカレー、ミートソースやポテトサラダなどを活用したリメイクレシピを紹介しています。

また、食材を使い切るレシピなども紹介しています。

毎日の食卓のお供に、ぜひ参考にしてみてください。

◎「消費者庁のキッチン」は下記リンクよりアクセスできます(別ウィンドウが開きます)。

この記事に関するお問い合わせ先

住民生活課 環境温暖化対策係
〒386-0603
長野県小県郡長和町古町4247番地1
電話番号:0268-75-2081
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